ドラフト主な指名漏れ選手 侍J社会人4番、由伸2世、国指定難病克服の左腕も

[ 2018年10月25日 20:01 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2018年10月25日 )

東京ガスの笹川晃平外野手
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 プロ野球のドラフト会議は25日に東京都内で開催され、支配下ドラフトで83人、育成ドラフトで21人の計104人が指名された。4球団の指名が重複した1位指名でドラフトの目玉である大阪桐蔭の根尾昂内野手(18)は中日、同じく4球団の競合となった報徳学園・小園海斗内野手(18)は広島、3球団競合の大阪桐蔭の藤原恭大外野手(18)はロッテが交渉権を獲得。一方で、侍ジャパン社会人代表の4番を打った笹川晃平外野手(24)らが指名漏れした。

 笹川は「大谷世代」最後の大物といえる逸材。侍ジャパン社会人代表の4番を打ち、右のスラッガーとして注目を集めていた。浦和学院―東洋大とエリート街道を歩んできたが、いずれもプロ志望届は出さず、今回が初めてのプロ志望表明だった。

 慶大時代に東京六大学通算15本塁打を放ち、「高橋由伸2世」として注目された四国アイランドリーグplusの徳島・谷田成吾外野手(25)はまたもプロ入りならず。今年3月にJX―ENEOSを退社し、大リーグ球団とのマイナー契約を目指して単身渡米したが契約には至っていなかった。

 Honda鈴鹿の左腕・平尾奎太投手(24)も指名漏れ。大阪桐蔭時代に国指定の難病、IgA腎症と診断されたが、同大に入学後は病気が完治した3年春からリーグ戦に登板し、通算8勝。入社初年度の17年から都市対抗で先発を任されるなど主戦格としてフル回転。侍ジャパン社会人代表として同年のアジア選手権では優勝に貢献した。

 他には、兄にDeNAの成也外野手を持つ細川拓哉投手(18=明秀学園日立)も指名がなかった。

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2018年10月25日のニュース