早実・野村 ソフトB3位指名に「涙が出そう」 清宮先輩と「対戦できたらうれしい」

[ 2018年10月25日 18:57 ]

早実・野村はチームメートの前で松田ばりの熱男ポーズ
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 プロ野球のドラフト会議は25日に東京都内で開催され、ソフトバンクが3位で早実の野村大樹内野手を指名し、交渉権を獲得した。

 上位で投手2人を指名したチームで野手としてトップの3位指名に、東京・国分寺市の同校ホールで会見に臨んだ野村は「素直にうれしい。不安もあったけどホッとした。涙が出そうだった。今まで支えてくれたすべての人に感謝したい」と笑みをこぼした。

 1メートル72、82キロと小柄ながら、高校通算本塁打は清原和博(64本)、松井秀喜(60本)を上回る歴代15位タイの68本を数えるスラッガー。入学当初から1学年先輩の清宮(日本ハム)を押しのけて4番に座るなど、そのパンチ力は評価が高かった。高校の大先輩であこがれの王球団会長のソフトバンクからの指名には「王さんもいますし、素晴らしいチーム。楽しみ。毎年CSに出てる強いチーム」と話した。

 昨年7球団から1位指名された先輩、清宮のドラフト後のフォトセッションでは「騎馬役」を務めた。あれから1年。主役となった野村は「あこがれの先輩。敵になりますが同じリーグなので対戦できたらうれしい」として「1年目からしっかり試合に出て最終的には3割30本を打てる選手になりたい。やるからには世界一の選手を目指したい」と目標を掲げた。

 昨年は清宮が日本ハム入り。早実から2年連続で直接のプロ入りは同校では82年・荒木大輔(ヤクルト1位)、83年・板倉賢司(横浜3位)、上福元勤(巨人6位)以来35年ぶりとなる。

 ▼和泉実監督 僕自身が緊張しました。彼の夢が叶ったのはうれしい。

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2018年10月25日のニュース