楽天が“星野さん2世”倉敷商・引地を3位指名 最速151キロ右腕

[ 2018年10月25日 19:07 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2018年10月25日 )

倉敷商の引地
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 プロ野球のドラフト会議は25日に東京都内で開催され、楽天が倉敷商の引地秀一郎投手(18)を3位で指名した。1月4日に膵臓(すいぞう)がんで死去した元楽天監督の星野仙一氏(享年70)も同校の出身。

 引地は偉大な先輩、星野仙一氏「燃える男」の魂を継承する気迫あふれる投球が魅力の最速151キロ右腕。中日の投手時代の投球は動画で食い入るように何度も見たといい、「倉敷商の名前を広めてくれた方。恩返しじゃないけど、自分も頑張りたい」と本人も意識する。

 倉敷市は西日本豪雨の影響で甚大な被害を受けた。知人宅が水浸しになり、野球道具を流された友人もいた。「被災地を明るくしたいし、元気にしたい」。闘将の系譜を継ぐ、1メートル88、82キロの大型右腕が、復興のシンボルになる。

 ◆引地 秀一郎(ひきじ・しゅういちろう)2000年(平12)6月3日生まれ、岡山県岡山市出身。鯉山小1年から「友愛スワローズ」で軟式野球を始め、岡山市立高松中では軟式野球部に所属し、中3夏に137キロを計測し、全国大会出場。倉敷商では1年春からベンチ入りし、2年春から背番号1。最速151キロ。球種はスライダー、カーブ、フォーク。50メートル走6秒4、遠投120メートル。1メートル88、82キロ。右投げ右打ち。

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