根尾は中日、小園は広島、藤原はロッテが交渉権獲得 吉田は外れ1位で日本ハム

[ 2018年10月25日 17:34 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2018年10月25日 )

(左上から時計回りに)大阪桐蔭の根尾昂内野手、大阪桐蔭の藤原恭大外野手、金足農・吉田輝星投手、報徳学園の小園海斗内野手
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 プロ野球のドラフト会議は25日に東京都内で開催され、4球団の指名が重複した1位指名でドラフトの目玉である大阪桐蔭の根尾昂内野手(18)は中日、報徳学園・小園海斗内野手(18)は広島、大阪桐蔭の藤原恭大外野手(18)はロッテが交渉権を獲得した。西武は日体大の松本航投手(21)を単独で指名した。

 根尾に対してはヤクルト、巨人、中日、日本ハムの4球団が指名。小園には広島、DeNA、ソフトバンク、オリックスの4球団、藤原はロッテと阪神、楽天の3球団が指名した。金足農の吉田輝星投手(17)に対する1位指名1回目の指名はなかったが、1位指名2回目の指名で日本ハムが単独指名した。

 立命大の辰己涼介外野手(21)は外れ1位で4球団が重複して楽天が、東洋大の上茶谷大河投手(22)は2球団が外れ1位指名し、DeNAが交渉権を獲得。1位指名では、オリックスが天理の太田椋内野手(17)、阪神は大阪ガスの近本光司外野手(23)、巨人は八戸学院大の高橋優貴投手(21)、ソフトバンクは東洋大の甲斐野央投手(21)、ヤクルトは国学院大の清水昇投手(22)の交渉権を得た。

 根尾は投げては最速150キロ、打っては高校通算32本塁打を誇る二刀流選手。“最強世代”と称された今年の大阪桐蔭で、遊撃手兼2番手投手として、甲子園大会の春夏連覇に貢献した。

 小園は打撃センスと広大な守備範囲を併せ持つ高校生No・1内野手として高い評価を得ている。

 藤原は今年の大阪桐蔭の主砲で高校日本代表の4番も務めた。高校通算32本塁打の長打力と50メートル走5秒7の俊足を併せ持つ。

 3選手ともに100回記念大会となった今夏の甲子園で大活躍。高卒のスター候補たちに指名が集中した。

 吉田は今夏甲子園で全6試合に登板して881球、秋田大会から含め計1517球を投げ抜いた剛腕。県勢では1915年の秋田中以来となる準優勝に導き、金農フィーバーを巻き起こした。

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