WS開幕!レッドソックス先勝“大谷世代”ベニンテンディ大暴れ

[ 2018年10月25日 05:30 ]

ワールドシリーズ第1戦   レッドソックス8―4ドジャース ( 2018年10月23日    ボストン )

初回に先制打を放つベニンテンディ(AP)
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 5年ぶりの世界一を狙うレッドソックスが23日(日本時間24日)、ドジャースに先勝した。アンドルー・ベニンテンディ外野手(24)が、初回の先制打を含む4安打3得点と奮闘した。102年ぶり2度目となった伝統球団対決。エンゼルス・大谷翔平投手と同じ94年生まれでシリーズ初出場の若武者が、白星発進の立役者となった。

 高めに浮いたスライダーを逃さず引っ張った。初回無死二塁、2番ベニンテンディがカーショーから先制の右前打。3万8454人が詰め掛けた本拠地は早くもお祭り騒ぎだ。

 「常に先制点は意識している。そして、その通りにできている。相手にプレッシャーをかけている」。先制した試合でレギュラーシーズン74勝15敗、今ポストシーズンは7勝0敗でこの日を迎えていた。一振りでチームも自身も流れに乗せた。

 4安打3得点。ワールドシリーズ初出場の選手では初の快挙だ。さらにカーショーから左前打2本、ウリアスから左翼線二塁打と、いずれも左対左を苦にせず。大谷と1日違いの94年7月6日生まれ(大谷は5日)の24歳が躍動。アレックス・コーラ監督は「(風に流されるなど)2本はラッキーでもあったが、彼が広角に打ち返す時は本当に危険な打者」と目を細めた。

 チーム打率と総得点が両リーグトップの打線にあって、やや地味な存在だが、今季は打率・290、16本塁打、87打点を記録した。昨年はア・リーグ新人王投票でヤンキースのジャッジに次ぐ2位と実力は折り紙付き。シリーズ4安打も球団3人目と先人に肩を並べたが「どうでもいい。チームが勝ててうれしい」と意に介さず、次戦へと目を向けた。

 《初戦○→V率61・9%》過去には初戦を勝ったチームが61・9%の確率でシリーズを制覇。ただ、昨年は白星発進のドジャースがアストロズに屈した。また、レッドソックスのディバースは22歳未満の選手では2番目に多いポストシーズン通算13打点目。ドジャースのケンプは、史上5番目の高齢となる34歳30日での初アーチとなった。

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2018年10月25日のニュース