侍J対決は大学に軍配 高校は小園一発で意地 根尾は右翼で先発、最後に登板して3人でピシャリ

[ 2018年8月28日 20:23 ]

<侍ジャパン壮行試合 高校日本代表・大学日本代表>8回1死、本塁打の小園(左手前)を出迎える高校日本代表ナイン (撮影・西川祐介)
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 第12回U18アジア選手権(9月3日開幕、宮崎)に出場する高校日本代表が28日、神宮球場で大学日本代表と壮行試合を行い、3―7で敗れた。

 先発マウンドに上がった市川(明徳義塾)が初回1死から四球とけん制悪送球でピンチを招いて適時打で先制を許した後、頓宮(亜大)に2ランを被弾するなどこの回計3失点。4回には2番手の渡辺(浦和学院)が先頭の勝俣(国際武道大)に投じた代わりバナの初球、真ん中直球を左翼スタンドに運ばれると、この回だけで計5安打され3失点。0―6と大量リードを許した。

 5回には先頭・根尾(大阪桐蔭)の三塁打を足場に蛭間(浦和学院)の一ゴロで1点、6回には2死二、三塁から藤原(大阪桐蔭)の三塁への内野安打で1点を返して4点差とした高校日本代表だったが、7回にはこの回から登板した4番手の柿木(大阪桐蔭)が1死から伊藤(立正大)にバックスクリーンへ叩き込まれ2―7。8回には、この回から登板した大学日本代表エースの6番手・松本(日体大)から小園(報徳学園)が右翼スタンドへソロ本塁打を放って1点を返したが、そこまでだった。

 甲子園で史上初2度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭のクリーンアップトリオは全員フル出場。「3番・三塁」の中川は4打数1安打、「4番・中堅」の藤原は4打数1安打1打点、「5番・右翼」で先発した根尾は4打数2安打2三振だった。7回に登板した甲子園優勝投手の柿木は1回2安打1失点、“二刀流”根尾は8回から5番手として登板して打者3人でピシャリと抑えた。吉田(金足農)は登板はなかったが、一塁コーチャーに立つなど奮闘した。

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