楽天・石井GMが就任会見 輝星にラブコール「ぜひ東北でプレーして」

[ 2018年8月28日 05:30 ]

立花球団社長(右)と握手を交わす石井GM(撮影・篠原岳夫)
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 9月1日から楽天のゼネラルマネジャー(GM)に就任する石井一久氏(44)が27日、仙台市の楽天生命パーク宮城で就任会見を行った。会見前に行われたスカウト会議にも出席し、今夏の甲子園で準優勝した金足農・吉田輝星投手(3年)がドラフト1位候補であることを明言。生え抜きのスーパースター育成を目標に掲げ、独特な“石井節”でラブコールを送った。

 まばゆいフラッシュに迎えられても、いつもの穏やかな口調は変わらない。約50人の報道陣が集まった石井氏のGM就任会見。9人野球で金足農を甲子園準優勝に導いた150キロ腕・吉田について問われると、早くも“石井節”がさく裂した。

 「素晴らしい選手。球の質、マウンドでの立ち姿。秋田から東京に(新幹線で)行く前に仙台がある。そのまま通過して東京に行っちゃうかもしれないけど、何とか仙台で降りていただければ」。吉田がファンという「巨人」を「東京」に置き換えた独特な言い回しでラブコールを送った。

 この日は会見前に2時間に及ぶスカウト会議に出席し“初仕事”をこなした。スカウト陣の吉田の評価も「1位候補の一人だった」と認めた。プロ志望届を提出した場合、10月25日のドラフト会議で複数球団が1位指名することは必至。立花陽三球団社長は「そのために来てもらった」と言い、くじ引きを任されることにもなった。

 指名選手の最終決定はこれからだが、石井氏の信念はぶれない。「ハプニング的な優勝はいらない。毎年、優勝争いできるチームにしたい。そのために生え抜きのスーパースターを育てていくことが大事」。秋田出身でスター性と実力を兼ね備える吉田は最高の人材。「ぜひ東北でプレーしてもらえたら」との言葉にも力がこもる。

 13年日本一を解説者として球場訪問した。その時の景色が忘れられず「もう一度見たい」とオファーを受けた。指導者、フロント経験がなく、手腕を不安視する声も耳に入ってくるが「自信がなかったらやらない。立花社長は大船に乗ったつもりで待っていていただきたい」と一蹴した。

 ドラフト、補強、データ分析、育成環境の整備。最下位に甘んじるチームに課題は多いが「僕は勝負師。やるからには勝ちたい」。1月に亡くなった星野仙一前球団副会長とも重なる負けず嫌い。妥協を許さず強豪チームをつくり上げる。 (黒野 有仁)

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