三菱重工神戸・高砂、藤井が2戦連続完封「僕もビックリ」

[ 2018年7月24日 05:30 ]

スポニチ後援第89回都市対抗野球第11日・準決勝   三菱重工神戸・高砂1―0セガサミー ( 2018年7月23日    東京D )

三菱重工神戸・高砂の先発・藤井(撮影・篠原岳夫)
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 1―0の9回1死一、三塁、カウント2―2からの9球目だった。三菱重工神戸・高砂の藤井は捕手・森山のサインに首を振った。

 「外ばっかりでファウルで合わされていた。内低めにいけば振ってくる」。狙い通り内角カットボールで空振り三振。森山は一発のリスクを考慮し、外角を要求したが、「責任感の首振りですね」と右腕を称えた。最後の打者もツーシームで三ゴロに仕留めた。

 王子との2回戦に続く完封劇で、自身が登板した試合は2戦連続完封。今大会は3試合で計20回1/3を連続無失点で「出来過ぎ。僕もビックリ」と笑った。15年に日本生命で都市対抗制覇に貢献し、MVPに相当する橋戸賞を獲得。今大会は補強選手ながら「投げる時はゼロに抑える」と役割を全うし、富光男監督も「投球内容は完璧」と絶賛した。

 三菱重工神戸・高砂は48年ぶり2度目の決勝進出で初優勝が懸かる。3年ぶり5度目の関西頂上対決。藤井は「明日も準備します」と燃えていた。

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2018年7月24日のニュース