【京都】猛暑対策で急きょナイター 立命館宇治・中村が11回V打

[ 2018年7月24日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念京都大会準々決勝   立命館宇治6―5鳥羽 ( 2018年7月23日    わかさスタジアム京都 )

試合終了後、安堵の表情で集合する立命館宇治ナイン
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 ナイター照明に照らされた両軍の選手は本塁付近で固い握手を交わすと、抱き合った。試合終了は午後10時37分。延長11回に決勝打を放った立命館宇治の中村も試合途中に足がつったといい「めっちゃしんどかったです」と本音が漏れた。

 京都大会準々決勝4試合は、選手や審判の健康を留意し、午後1時7分に第2試合が終わった後に時間を空け、第3試合は午後4時5分、第4試合は午後7時1分開始のナイターとなった。京都府高野連の燧土(すいど)勝徳会長は「4校同じ条件で準決勝に臨むためにも(試合開催を)優先しました。気温が高くなる時間帯は極力避けようと」と説明。京都は10日連続の猛暑日で、この日のわかさスタジアム京都の最高気温は39度だった。

 試合では8回裏、9回裏に「保護者や引率者のいない中高生の皆さんは球場を出てください」と異例のアナウンスもあった。

 府高野連では午後11時を過ぎた場合は、24日の午後4時に試合を行う方針を日本高野連と調整していた。立命館宇治の里井祥吾監督は「日中の試合なら倒れていると思う。高野連の配慮は助かりますがコンディションや精神面で難しかった」と話した。

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2018年7月24日のニュース