大谷、全力疾走は「打者の権利」「走る義務」稲葉氏の影響も

[ 2018年7月24日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス14―5アストロズ ( 2018年7月22日    アナハイム )

アストロズ戦の7回、エンゼルスの一走大谷が二塁へ滑り込み、二塁手アルテューベに抱えられるかたちに
Photo By 共同

 「全力疾走」は大谷が尊敬する稲葉篤紀氏(現侍ジャパン監督)のモットーでもある。日本ハム入団前から稲葉氏を憧れの人物に挙げ「グラウンドに落ちているゴミがあれば拾い、全力疾走もする。選手だけでなく人間として尊敬する」。ともに戦ったのは2年間だけだったが、その影響力は絶大だった。

 成人したときの誓いには驚かされた。義務と権利に関する質問。納税や選挙権(現在18歳)について答えると思ったら「一塁まで全力疾走することは“打者の権利”でもあり、試合に出ていない選手のために“走る義務”でもある。試合に出る以上はそこを大事にしたい」。野球を愛する二刀流は言うことも違うし、信念を貫く男だ。(大リーグ担当・柳原直之)

続きを表示

2018年7月24日のニュース