大阪桐蔭に善戦 近大付10年ぶり夏切符へ大収穫

[ 2018年7月4日 09:00 ]

練習試合   近大付(南大阪)6―10大阪桐蔭(北大阪) ( 2018年7月3日    シティ信金スタ )

先発した近大付のエース大石 
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 10年ぶりの夏切符を狙う近大付が大阪桐蔭を最後まで苦しめた。1点を追う5回2死一、三塁から「2番・中堅」で先発した花田大晟主将(3年)が右中間を破る逆転の2点適時三塁打。続く3番・山本大輝内野手(3年)が左中間へ2ランを放り込んだ。8回に4連続四球や3本の長短打が絡んで逆転負けを喫したが、今春の選抜大会を制した王者を慌てさせた。

 今秋ドラフト候補の左腕・大石晨慈投手(3年)が先発。4番の藤原から見逃し三振を奪うなど、3回を被安打3の2失点にまとめた。昨秋は大阪大会準決勝、近畿大会準々決勝で大阪桐蔭に完敗。背番号1は「昨秋は2回負けましたが、チーム力の差はなくなってきていると思います」と自信を深めた。6月30日の練習試合・報徳学園戦では8回3失点の力投。自己最速を1キロ更新する141キロを叩き出した。

 大石は、U―15日本代表にも選出された逸材だ。中学3年時にはテレビ番組の企画で、井口(ロッテ監督)と対戦し、直球で空振り三振を奪った実力の持ち主でもある。「それはたまたま」と謙そんするが、名門校で1年夏から背番号1をつける大器が最後の夏を目前に控え、グングン調子を上げてきた。

 2番手で登板した左腕の前岡武希投手(2年)が好投。藤野竜馬投手(3年)、梅元直哉投手(2年)らベンチ入りする投手すべてが登板し、経験を積んだ。藤本博国監督は「大石1枚では勝てない。大石に続く投手が必要。いい緊張感の中、力を出せた選手もいた。日本一の打線を抑えた投手は自信になると思う」とうなずいた。

 南大阪大会に挑む近大付は、8日の1回戦(シティ信金スタ)で狭山と対戦する。90回の記念大会はPL学園を相手に延長12回サヨナラ勝ちを収め、南大阪大会を制した近大付。10年ぶりの夏切符獲得へ、投打の歯車がかみ合ってきた。(吉仲 博幸)

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