楽天・平石監督代行の目線――分け隔てない姿勢が生むチームの一体感

[ 2018年7月4日 14:30 ]

楽天・平石監督代行
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 サッカーのロシアW杯。2大会ぶり3度目の決勝トーナメントに進んだ日本代表の戦いぶりに列島が熱狂した。それは楽天・平石監督代行も例外ではなかった。深夜の試合でも目をこすりながら、テレビ観戦したという。

 「サッカー好きなんですよね。昨年も3試合ぐらいJリーグの試合を見に行きました」というサッカー通。ただ、その目線は独特だ。スタジアムで観戦しているときでも「どうしても、アップしている選手とかに目がいってしまう」と話す。試合の流れを追うと同時に、ピッチ脇にも目をやり、リザーブの選手の様子も確認しているという。

 音楽も好きだ。オーケストラのコンサートにも足を運ぶ。しかし、音色に耳を傾けながらも、目がいくのは旋律を奏でる管楽器や弦楽器ではない。「シンバルの人とか見てしまうんですよ。一度、打ったら、次の番まで、ずっと待ってるじゃないですか」と視野は広い。

 サッカーを見るときも、音楽を鑑賞するときも、チーム全体を把握する「監督目線」が働いているのかもしれない。平石監督代行が現役時代に付けた背番号33を受け継ぐ銀次は、指揮官について「誰に対しても怒ることができる人」と評す。練習中、そして、試合中。選手の所作をつぶさに観察しているからこそ、怒ることができるし、逆に言えば褒めることもできる。分け隔てない姿勢は、チームに一体感も生む。就任以来、6勝5敗と勝ち越しているが、借金19の最下位と依然として厳しい状況は続く。それでも、何かを起こしてくれる雰囲気が平石楽天にはある。(黒野 有仁)

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