【石井一久氏クロスファイア】全米の名門回れる ゴルフ好きメジャーリーガーの“特権”

[ 2018年7月4日 11:30 ]

 メジャー通算213勝&154セーブをマークしたジョン・スモルツが、先月28日に開幕したゴルフの全米シニアオープン選手権に挑戦したというニュースを読んだ。結果は2日間通算22オーバーで決勝ラウンド進出はならなかったが、予選会を突破しただけでも凄いこと。スモルツと言えば、グレグ・マダックス、トム・グラビンとの3本柱で、90年代にブレーブスの黄金期を築いたが、殿堂入りしているこの3人は球界屈指のゴルフ好きとしても有名だった。

 その証拠に、本拠地球場のクラブハウス裏の通路には、パッティンググリーンがあった。僕はドジャース時代にビジターチームの選手としてトレーニングルームに行こうとした時にそれを見て驚いた。確か「20畳くらい」の大きさだったが、カップには旗が立っていて、グリーンの奥にはオーガスタを思わせるような景色と観客席の特大写真が貼ってあった。遊び心満載。当時のオーナーが、95年ワールドチャンピオンのご褒美として、ゴルフ好きの3人のために造ったと聞いた。グラビンとはその後、メッツでチームメートになったが、私服はいつもポロシャツ。それもおしゃれなポロシャツではなく、完全にゴルフ用だった。

 球団によって多少違うかもしれないが、メジャーリーガーは基本、シーズン中もゴルフOK。先発投手の場合、登板翌日や休みの日にラウンドすることが多く、チャーター機にはゴルフバッグを積んで遠征に向かう。全米各地の有名なゴルフ場でプレーできるのは、メジャーリーガーならでは。僕も今年の全米オープン会場だったシネコックヒルズGCでプレーさせてもらったことがある。

 メジャーでは、ゴルフはコミュニケーションツールの一つでもある。キャンプ中は練習は昼には終わるので、チームメートと一緒に回ったりする。日本から来た選手も、最初はゴルフを通して仲良くなることが多い。

 そういう僕もゴルフ好き。今年もスポニチ主催の日本社会人ゴルフ選手権に挑戦しており、2日には無事、関東予選を突破しました。 (スポニチ本紙評論家)

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