楽天・茂木、外野兼任プラン 平石監督代行「不測の事態に備え」

[ 2018年6月22日 05:30 ]

楽天の茂木
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 楽天・茂木に外野手兼任プランが浮上した。22日の日本ハム戦に向けて、本拠地で全体練習を行い、遊撃手のレギュラーは打撃練習の合間に外野ノックを受けた。平石監督代行は「不測の事態に備える意味もある。いろいろなポジションができた方が、本人にとってもいい」と、意図を説明した。

 茂木は2年目の昨季、パ・リーグ3位の打率・296、17本塁打、47打点を記録した打撃が売り。昨オフに右肘のクリーニング手術を受けた影響もあり、今季は打率・247、4本塁打、12打点と本調子とは言えないが、打線の中心であることは変わらない。カバーできる守備位置が増えれば、茂木自身の打席数を増やすことや、選手起用のバリエーション増につながる。

 新人だった16年に三塁で一度出場したことはあるが、それ以外はDHを除けば全て遊撃手。外野手は初めてで、練習では打球の落下地点の見極めに戸惑う場面もあり「打球が意外と伸びたりして、凄く難しい」と顔をしかめたが「いろいろ守れることはいいこと」と前を向いた。

 梨田昌孝監督辞任に伴い監督代行に就任後は2戦2勝の平石監督代行は「打線をできれば固定したい。田中、茂木の1、2番がキーマンになる」と最下位からの巻き返しへ茂木に大きな期待を寄せている。(黒野 有仁)

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2018年6月22日のニュース