大学侍ジャパン・生田監督「数値」で選手選考「今後の大学野球のために」

[ 2018年6月22日 22:39 ]

それぞれのユニホームで練習する大学日本代表候補選手
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 日米大学野球選手権(7月、米国)などに出場する侍ジャパン大学代表選考合宿が6月22日、平塚市内で始まった。代表を率いる亜大・生田勉監督は「今回から米国仕様のボールを使って対応できるか見ている」と明かした。

 さらに、野球における動作解析を研究している筑波大・川村卓監督をスタッフに招き、野手のヘッドスピードなどの「数値」を選考基準にしている。生田監督は「川村監督は動作解析でずば抜けている。日本のボールと米国仕様のボールで(回転数などの)数値が違うか、海外トップ選手とヘッドスピードなどがどう違うか。選考合宿からデータを取って、数字を出して今後の大学野球のために生かしたい。そのデータが日本の財産にもなる。数字で出されれば逃げ道がないし、選んだ理由も抽象的ではなくて数字で説明して今後のスキルアップに役立ててもらう」と話した。選考理由を数字で示す画期的な選考合宿だ。

 今回招集された50人の中には東洋大で戦国東都3連覇に貢献した上茶谷大河投手(4年=京都学園)、甲斐野央投手(4年=東洋大姫路)、中川圭太内野手(4年=PL学園)や日体大のドラフト1位候補の両右腕、松本航投手(4年=明石商)、東妻勇輔投手(4年=智弁和歌山)らが名を連ね、24日に24人の日本代表が決まる。「今回は過去の実績を抜きにして選んでいる」と指揮官。あくまでデータ、数値を元に最強チームをつくりあげる。

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2018年6月22日のニュース