オリ吉田正、右足首負傷で離脱危機 自力歩行可能も福良監督「心配」

[ 2018年6月22日 05:30 ]

交流戦   オリックス3―3阪神 ( 2018年6月21日    甲子園 )

8回、吉田正は右翼線に勝ち越しの適時三塁打を放つも、足を負傷(撮影・坂田 高浩)
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 歓声と悲鳴が交錯した。オリックスは交流戦の最終戦となった21日の対阪神(甲子園)。敗色濃厚だった展開を振り払う一打を放った吉田正が、直後に悲劇に見舞われた。

 8回。同点に追いつき、なおも2死二塁で、桑原の真ん中スライダーを強振。右翼手・糸井の頭上を越す一時勝ち越し三塁打を放った。しかし、三塁を回ったところで右足首を負傷。自力で起き上がることができず、トレーナーらに両脇を抱えられベンチへ退いた。

 吉田正は試合中に大阪市内の病院へ直行。「右足関節捻挫グレード1」と診断された。関係者によると、自力歩行が可能で、最悪の事態は免れた模様。だが、22日の同率3位ソフトバンク戦出場は微妙で、福良監督も「心配ですね」と表情を曇らせた。

 試合は3―2の9回に守護神・増井が糸井に10号ソロを被弾。延長12回を戦い決着は付かず、交流戦最終戦で今季初の引き分け。11勝6敗1分けの2位を守り、既に9年連続勝ち越しを決めているパ・リーグの最高勝率となった。12球団最高勝率のヤクルトの賞金500万円を上回る1000万円を獲得した。

 吉田正は交流戦18試合で打率・397、3本塁打、10打点。22日に発表されるMVPの最有力候補だった。首位・西武とは3・5差で射程に捉える。上位浮上へ、吉田正の状態が気がかりだ。

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