巨人、菅野&山口俊W中5日 二枚看板フル活用で混セ抜け出す

[ 2018年6月22日 05:30 ]

キャッチボールする菅野(撮影・島崎忠彦)
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 東京ドームでの全体練習を指揮した巨人・高橋監督は、球宴前までの18試合の戦いについて思い描いた。「運良くというか、どこも(ゲーム差がなく)固まった状態にある。そこ(5割)まで、最低でもしたいとは思う」。借金3完済を最低限のラインに設定した。

 実現へのプランが菅野、山口という二枚看板のフル活用だ。7勝の菅野はリーグトップの防御率2・08で、山口俊もチームトップの菅野の7勝に次ぐ、5勝を挙げている。中5日での登板を続ければ、球宴前までに4試合ずつの登板が可能となる。両投手のコンディションを登板ごとに見極めることになるが、ともに完投能力が高く、年間を乗り切るすべも熟知している。

 22日からは交流戦最高勝率のヤクルトを迎える。先陣を切る菅野は「全試合が重要になる。どこが相手でも、やるべきことは変わらない」と冷静に話した。この日は強めのキャッチボールと短距離ダッシュで最終調整。23日に続く山口俊も「任せてもらった試合で成績を残せるように。しっかりと頑張りたい」と入念に体を動かした。

 菅野、山口俊の後は今村を投入。26日からの広島3連戦は田口、鍬原の順で、再び菅野、山口俊に回ってくる。村田ヘッドコーチも「球宴までに貯金をつくりたい」と18試合の重要性を説いた。

 6ゲーム以内に6球団がひしめくセ・リーグ。「離されないようにするのもそうですし、抜けるチャンスもある」と高橋監督。借金完済、さらに混セから抜け出すために、二枚看板を惜しまず使う。(川手 達矢)

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