三重・定本 “横綱”相手に163球投げ抜く 指揮官絶賛「信じて投げてもらった」

[ 2018年4月3日 17:37 ]

第90回選抜高校野球大会・準決勝   三重2―3大阪桐蔭 ( 2018年4月3日    甲子園 )

<大阪桐蔭・三重>サヨナラ負けにも胸を張って甲子園を去る定本(右)ら三重ナイン
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 大会初のタイブレーク突入寸前の延長12回裏、2死一塁。大阪桐蔭・藤原恭大(3年)の打球が左中間を割り一走・青地斗舞(同)が本塁に滑り込むとバックアップに走っていた三重の定本拓真投手(同)は帽子を取って天を仰いだ。

 春連覇を狙う“横綱”大阪桐蔭を相手に8回まで1失点。9回、疲れからか小泉航平(同)に同点打を浴び、なお1死一、三塁のサヨナラ機を気合で乗り切った。投球が150球を越えた12回、遊撃の失策で一塁に走者を許し、2死からの163球目に藤原に痛打を浴びた。あと1死でタイブレークに突入。そうなったら結果はどうなったのか。試合後、28歳の若き小島紳監督は「(定本は)ほんとに成長してくれた。途中で福田(桃也=同)投入も考えたが定本を信じて投げてもらった。高校生って成長していく。ほんとに驚いています」と、2点を先制、最後まで横綱を苦しめたナインを絶賛した。

 大阪から三重に入学。試合前、大阪桐蔭の西谷浩一監督が「彼(定本)は大阪の子。意地もあるでしょう」と話していたが、その言葉通りの力投。その定本は「僕のスタイルであるストレートで押しました。もっとストレートの質を上げて、またここに戻ってきたい」と主将は汗をぬぐった。三塁アルプス席、三塁内野席の三重ファンはもちろん、甲子園のファンが定本の熱投に惜しみない拍手を送っていた。

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