大阪桐蔭、12回サヨナラで決勝進出!36年ぶり史上3校目連覇に王手

[ 2018年4月3日 16:48 ]

第90回選抜高校野球大会・準決勝   大阪桐蔭3―2三重 ( 2018年4月3日    甲子園 )

<大阪桐蔭・三重>サヨナラ勝ちにわく根尾(中央)ら大阪桐蔭ナイン
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 第90回選抜高校野球大会第11日は3日、甲子園球場で準決勝が行われ、第2試合は史上3校目の春連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)が三重に3―2で延長12回サヨナラ勝利し、決勝進出。PL学園(81、82年)以来36年ぶり史上3校目となる春連覇に王手をかけた。

 大阪桐蔭は柿木、三重は定本と両右腕が先発。3回に三重が先制攻撃。井上の安打と盗塁で1死二塁とすると、梶田が三遊間を破る先制適時打。さらに浦口の右中間突破の適時三塁打が飛び出し、この回2点を先取した。

 今大会初めてリードを奪われた大阪桐蔭は4回2死満塁のチャンスでエースの柿木に代打・青木を送る積極策。青木は中飛に倒れて無得点に終わったが、2番手として登板した根尾が5、6回を無失点に抑えリズムを作ると、6回に山田が左翼席へソロを放ち1点差に詰め寄った。

 そして、1点ビハインドで迎えた9回裏、先頭の根尾が四球で出塁すると、石川が左前打を放ち、1死一、二塁とチャンスを拡大。小泉が右前へ適時打を放ち、土壇場で同点に追いついた。

 そのまま同点で迎えた12回裏、大阪桐蔭は青地が遊撃手の失策で出塁。2死一塁となり、4番・藤原が左中間へ勝負を決める適時二塁打を放ち、激闘に終止符を打った。

 大阪桐蔭は4日、第1試合で壮絶な打撃戦の末、12―10で東海大相模(神奈川)を下し、24年ぶりの春優勝を目指す智弁和歌山(和歌山)と決勝を戦う。大阪桐蔭が履正社(大阪)を破って優勝を果たした昨年に引き続き、2年連続で決勝は関西勢対決となった。

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