上原&阿部で球場の空気が一変 両ベテランが醸し出す圧倒的な存在感

[ 2018年4月3日 10:45 ]

<巨・神3>小林(手前)とタッチを交わす上原
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 巨人―阪神の開幕2戦目。東京ドームは地鳴りのような歓声に包まれた。これまでに幾度も「地鳴りのような歓声」などと表現したことはあったが、今まで聞いたことがないくらい凄いものだった。

 勝ち越し直後の8回。懐かしい上原の登場曲「sandstorm」(サンドストーム)が流れると、ファンは次々と立ち上がった。まだ姿もないのに拍手と大歓声。投手交代のアナウンスも聞き取りにくいほどだった。

 10年ぶりの公式戦マウンド。1点差。そしてこの期待感。視線を一身に集めた主役は、まったく動じることなく1回完全投球を成し遂げる。やはり圧倒的な実績、経験値がものを言う。「ホッとした」と表情を崩した。

 上原が1球投じるごとに球場のボルテージは高まる。それがストライクカウントや空振り三振ならば、さらに高揚感は増す。ベンチに戻れば荒々しくハイタッチ。レッドソックス時代に交わした「ハイファイブ」だ。スタンドだけでなく、ベンチも「上原効果」で一体感が生まれている。

 上原一人ではない。プロ18年目で故障以外では初めてスタメンを外れた阿部の姿も、チームを熱くさせた。2点を追っていた6回無死満塁。代打登場すると、こちらも球場の空気を一変させる力がある。相手投手・岩崎も動揺したのか押し出し四球。1点差に迫ると、バットを投げ手を叩いて雄叫びをあげた。

 主将の坂本勇は「阿部さんの四球が今日の試合のポイントだったと思う」と振り返った。2人とともに巨人の常勝時代を牽引した高橋監督も「やっぱりね。ここぞで上原、阿部は頼りになる」とその存在感に目を細める。

 絶好調の岡本や長年レギュラー不在の二塁の定位置を狙う吉川尚ら若手がいて、それを包み込むように上原や阿部が控える。ベテラン2人の価値は計り知れない。

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