“元祖二刀流”ルース氏の孫が大谷を称賛「我々一族は彼を応援」

[ 2018年4月3日 08:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―4アスレチックス ( 2018年4月1日    オークランド )

3月にアーカンソー州内で行われたイベントで予告本塁打のポーズを取るスティーブンス氏
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 メジャー初登板を白星で飾った二刀流の大谷。「元祖・二刀流」の子孫も大谷の投打のメジャーデビューを歓迎した。100年前に10勝&10本塁打を達成したベーブ・ルースの孫にあたるトム・スティーブンス氏(65)が、本紙に祖父への思いを語り、大谷へメッセージを送った。 (構成・奥田 秀樹通信員)

 私はベーブが亡くなった後に生まれたから、直接的には祖父のことを知らない。でも、祖母のクレア、母のジュリアから、ベーブについて学ぶように教えられてきた。

 ベーブは野球の全てが好きだったし、毎日試合に出たかった。だからレッドソックスでも投げるだけでなく、打席に立つことを望んだが、当時のエド・バロー監督は反対した。当時はスモールボールの野球で今以上に投手が重要だったからね。軸の投手にリスクは負わせたくない。しかし、1918年に13勝を挙げて両リーグ最多タイの11本塁打。意思を貫き、投打でチームに貢献できることを証明した。当時の野球界でもエキサイティングなことだったと思う。

 大谷の二刀流挑戦は今の野球では特に大変なことだろう。何百万人という子供が野球をプレーしている中でプロになれるのはほんの一握り。それだけでも本当に難しいのに、投げても打っても秀でるのは大変なこと。それでも一つに絞らないのはベーブと同じように野球の全てが好きで、毎日プレーしたいからだと思う。異国に来て二刀流に挑戦するのは本当に勇敢なこと。我々一族は彼を応援している。ぜひ成功してもらいたい。

 彼が長い歴史の中でベーブしか(真の意味で)成し得ていない二刀流に成功したとしても、それがベーブの価値を落とすことにはならないと、私は信じている。バリー・ボンズがルースの通算本塁打記録714本を抜いた2006年、多くのメディアが私の母や私に話を聞きたがった。大変だったけど、素晴らしいことだと思った。ベーブについて知らなかった小さな子供たちも興味を持ち、ネットなどで調べてくれてベーブの存在が現在によみがえってくる。

 母は1934年、ベーブが大リーグ選抜チームの一員として日本を訪れた時、17歳で同行していた。当時、米国から行ったメンバーで、今も存命なのは彼女だけ。当時の記憶は今も鮮明で、日本でどれだけ歓迎されたか、そんな話もよく聞かせてもらった。今年7月に102歳になるけど母も大谷の成功を楽しみにしているよ。

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