初安打が劇打!大阪桐蔭 4番の意地見せた藤原「僕が絶対に打たないといけない」

[ 2018年4月3日 17:11 ]

第90回選抜高校野球大会・準決勝   大阪桐蔭3―2三重 ( 2018年4月3日    甲子園 )

<大阪桐蔭・三重>延長12回、2死一塁、大阪桐蔭・藤原が左中間にサヨナラ適時二塁打を放つ
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 第90回選抜高校野球大会第11日は3日、甲子園球場で準決勝が行われ、第2試合は史上3校目の春連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)が三重に3―2で延長12回サヨナラ勝利し、決勝進出。PL学園(81、82年)以来36年ぶり史上3校目となる春連覇に王手をかけた。

 激闘を制した大阪桐蔭の西谷浩一監督は「本当に苦しい試合でしたけど、最後の最後まで全員で粘ることができた。いい勉強ができたと思います」と安どの表情。「三重高校さんとの試合はこういう接戦になると思っていました。後攻でしたので、延長に入ったら絶対に有利だと考えていました」と劇的な勝利に笑顔を見せた。

 12回2死一塁からエンドラン。4番・藤原の打球は左中間を突破した。「組織的に練習してきたことを皆でやろうと勇気をもって(サインを)出しました」と振り返り、決勝へ向け、「去年の夏に負けてから、春に日本一になると言い続けてきた。その挑戦権を取れたことに喜びを感じて、必ず日本一になりたいと思います」と意気込んだ。

 この日の6打席目で放った初安打が勝負を決める一打となった藤原は「ずっと打てなかったけど、ああいう場面で打ててよかった」と満面の笑み。「(2番手の)根尾が本当に頑張ってくれていたので、4番の僕が絶対に打たないといけないと思っていました。うれしい気持ちでいっぱいです」と興奮気味に話し、最後は「日本一へ向けて全員が一丸となって戦っていきたい」と言葉に力を込めた。

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2018年4月3日のニュース