マー君 柔剛巧み4勝 ゴロアウト量産も最後は最速151キロ締め

[ 2016年6月19日 05:30 ]

<ツインズ・ヤンキース>8回1失点と好投し、4勝目を挙げた田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース8―2ツインズ

(6月17日 ミネアポリス)
 エースの誇りが垣間見えた。8―1の8回2死一、三塁。ヤンキース・田中はこの日最速となる94マイル(約151キロ)の直球で、4番ドジャーを空振り三振に斬った。今季最長タイの8回を7安打1失点で4試合ぶりの4勝目。終わり方にこだわった。

 「あそこは気持ちが入りました。最後しっかりと抑えたかったですし、グダグダな状態でマウンドを降りるのは凄く腹が立つ。しっかり最後締めたいと思っていた」。グラブにも刺しゅうを入れている座右の銘は「氣持ち」。ピンチで、しかも今季最多の110球目で、ギアを上げられるのが田中の真骨頂だ。

 最後が「剛」なら、中盤までは「柔」だ。ツーシームを主体に低めに集める投球で、6回までにゴロアウト11個を積み重ねた。これまで援護が少なく勝ち星は伸びなかった。それでも「投球回、防御率は自分が頑張って投げて、得点を防いで、という部分では、ある程度分かる」と、こだわる数字に挙げる投球回は92回2/3でア・リーグ5位タイ、防御率2・91は同8位。確かな存在感を示している。

 自他共に認める雨男。この日も雨で開始が35分遅れ、試合中にも風雨に見舞われたが「あれくらいは気にならない」と涼しい顔。田中がさらに燃える夏はこれからだ。 (大林 幹雄)

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