ソフトB交流戦“連覇”王手 千賀“お化けフォーク”で虎狩り13K6勝目

[ 2016年6月19日 05:30 ]

<神・ソ>8回無失点で6勝目を挙げ、ハリーホークと甲子園のファンの声援に手を上げて応える千賀

交流戦 ソフトバンク1―0阪神

(6月18日 甲子園)
 大きい落差で打者の視界から消えることで、人呼んで「お化けフォーク」。ソフトバンク・千賀の代名詞ともいえる魔球の凄さが象徴されたのは4回。ゴメスの第2打席だった。

 打席で捕手寄りに立つ14年の打点王が、千賀の投球モーションと同時に投手側にステップ。「お化けフォーク」の落ち際を捉えようとした奇策だったが、バットにかすりもせず、2打席連続三振に倒れた。

 「最近、ふがいない投球が続いていたので、とにかくゼロに抑えたいと。休みなしで(練習を)やってきたので、少しは報われました」

 ここ2試合は6回を投げ切れていなかった千賀だが、8回を2安打無失点の圧巻の投球で無傷の6勝目。2回は全てフォークで福留、ゴメス、高山を3者連続三振に斬るなど、自己最多となる毎回の13三振を奪い、1軍では初めて先発した甲子園で躍動した。

 育成出身の6年目。幼少期は阪神ファンで、蒲郡(愛知)では「甲子園なんて目にも入れなかった」という。そんな憧れの聖地で、この日は打っても凄かった。左打席に入ると、3回1死二塁で初球146キロの外角直球を中前打。「プロ初安打がメッセンジャーからなんて格好いいですよね。入りのストレートだけを狙っていました」。この一打でチャンスが広がり、決勝点につながった。

 チームは19日の交流戦最終戦に勝てば、セ・リーグの全6球団に負け越しなく、文句なしで2年連続最高勝率が決まる。工藤監督は「ロッテも良い勝率だし、ウチは(3連戦の)勝ち越しが目標」と淡々と語ったが、千賀については「言うことなし。きょうは気迫があったし気持ちも入っていた」と称えた。

 8回を103球で投げ終えて余力十分ながら、1―0だったこともありプロ初完封は次回以降に持ち越しとなった。「いきたかったけど、ぴりっとした投球をしていなかったから仕方ない」と千賀。チャンスはすぐに訪れるはずだ。

 ≪○か△でソフトバンク1位≫今季交流戦はパ・リーグが55勝44敗1分けとし、8試合を残して7年連続11度目の勝ち越しを決めた。最高勝率チームの可能性があるのはソフトバンクとロッテで、19日にソフトバンクが阪神に○か△ならソフトバンク。●の場合はロッテが巨人に○ならロッテ、●ならソフトバンク、△ならTQB(得失点率)争いに。

 ≪6球団に賞金≫交流戦は18試合制となった昨季から優勝チームを決定せず合計勝利数が多いリーグの6球団に賞金が贈られるようになった。勝ち越しリーグの1位に1000万円、2位以下は順に500万円、400万円、300万円、200万円、100万円。それとは別に12球団の最高勝率球団に500万円が贈られる。

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