ボウカー 1軍合流即スタメンだ「100%の状態」

[ 2013年6月5日 06:00 ]

BCリーグ・新潟との交流戦の初回、中前打を放つ巨人・ボウカー

 日本シリーズの再現だ!右手小指骨折で離脱していた巨人・ボウカーが5日に1軍に合流。出場選手登録即スタメン出場が濃厚となった。

 この日はジャイアンツ球場でBCリーグ・新潟との交流戦に2番・DHで出場。川相ヘッドコーチが視察する中、2打数1安打をマークした助っ人は「100%の状態。いい準備ができた」と言葉に力を込めた。

 2年目の今季は22試合で打率・296、6本塁打、21打点と開幕ダッシュをけん引したが、4月25日のDeNA戦(岐阜)で帰塁の際に右手小指を骨折。それまで17勝4敗2分けのチームは、離脱後から得点力が一気に低下し、13勝17敗1分けと失速した。「つらかった。自分が万全なら助けることもできた」。復帰戦の相手は日本ハムで、初戦に先発する吉川には昨年の日本シリーズで2本塁打と相性は抜群だ。

 「(吉川は)素晴らしい投手。起爆剤になれるように頑張りたい」と日焼けした顔を引き締めたボウカー。前日に1日で首位を奪回したものの、交流戦は借金3と波に乗れないチームを再加速させる。

 ▽ボウカーの昨季日本シリーズVTR 10月27日の第1戦(東京ドーム)で日本ハムの先発・吉川から4回に試合を決定づける3ランを放ち、8―1で巨人が快勝。さらに11月1日の第5戦(札幌ドーム)でも2回に吉川に先制アーチとなる2ランを浴びせ巨人が10―2で勝利した。吉川キラーとなったボウカーは日本シリーズを17打数4安打7打点2本塁打の好成績で、優秀選手賞を獲得した。

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2013年6月5日のニュース