M点灯阻止どころか…ハム斎藤、11安打浴び6回途中降板

[ 2012年6月13日 20:53 ]

6回途中、吉井投手コーチ(左)にボールを渡し、降板する日本ハム・斎藤(右)。捕手鶴岡

交流戦 日本ハム6―8巨人

(6月13日 札幌D)
 巨人の交流戦優勝マジック点灯阻止、そして逆転優勝に望みをつなぐためのマウンドだったが、日本ハムの先発・斎藤の投球は期待を裏切る内容に終わった。

 初回、いきなり先頭の長野に右前打を許し、谷の送りバント、坂本への四球で1死一、二塁のピンチ。ここは、4番・村田を三ゴロ併殺に仕留めて切り抜け、2回も2安打されながら無失点。4回まで毎回安打を許しながら得点を許さない投球は“らしさ”を発揮したとも言える。

 しかし、5回1死から寺内に右前打を許すと、続く長野に「失投でも何でもない」というツーシームを左翼席に運ばれ先制を許すと、さらに2死満塁とピンチを広げ、高橋由に右前適時打を浴びて、この回計3失点。6回は2死から一、三塁のピンチを招き、谷に左前適時打を浴びて、ついに降板を命じられた。

 5回2/3で11安打4失点降板。巨人戦は公式戦初登板だったが、長野と高橋由には3打数3安打、寺内にも2安打と、同じ打者に何度も打たれた。「もっともっとレベルアップしないといけないのを感じさせられた」。今後に大きな課題を残した試合だった。

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