巨人ドラ1位表明の東海大・菅野 30勝&300K

[ 2011年9月18日 06:00 ]

<筑波大・東海大>完投で通算33勝目を挙げ、300奪三振を達成した菅野

首都大学秋季リーグ戦 東海大2―1筑波大

(9月17日 等々力)
 今秋ドラフトで巨人が1位指名を表明している東海大の菅野智之投手(4年)が17日、今秋リーグ戦初戦となった筑波大1回戦(等々力)に先発。9回1失点の好投でリーグ戦通算33勝目を挙げた。勝利数は同校の先輩である久保(現巨人)と並ぶリーグ5位タイに浮上。また、この日の3三振を加えて奪三振数も大台の300に到達し、30勝&300奪三振を達成した。

 完封目前の9回。無死一、三塁から相手打者を遊ゴロ併殺に仕留めたが、その間にスコアボードに「1」が記された。リーグ最多の通算13度目の完封を逃した菅野は、苦笑いを浮かべながら試合後の整列に加わった。

 「9回にマウンドに上がる時ももちろん意識したし、記録がかかってることも知っていた。凄く悔しい」。奪った三振はわずかに3個。最速157キロを誇る右腕には物足りない数字だが、これも狙い通りだった。筑波大は先発9人中7人の左打者を起用。「バットを短く持って内角はファウルにして、外角のボールに食らいついてきた。三振を取りにいっても球数が増えるだけ」。三振は狙わず、ゴロを打たせてチームのリズムを生み出す投球に専念した。わずか109球で6安打無四球完投。剛だけでなく、頭脳的な柔の投球ができることを披露してみせた。

 この日は巨人を含む7球団が視察。巨人・山下哲治スカウト部長は「沢村のように(1年目から)ローテーションを守れる力があるのは間違いない」。オリックスの酒井勉スカウトも「春は力一辺倒の試合もあったけど、きょうの投球は1ランク上を目指した投球」と投球術を評価した。

 大学球界では一流の証とされる30勝&300奪三振を達成。「これからも三振にはこだわりを持って、取れる場面では取りたい」。2季ぶりの優勝を狙いつつ、理想とする「勝てる投手」に一歩一歩近づいていく。

 ≪主なリーグの30勝&300奪三振≫東京六大学では法大・江川卓(47勝、443奪三振)ら過去6人。最近では早大・斎藤佑樹(31勝、323奪三振)が達成。東都大学では中大・田村政雄(39勝、359奪三振)、東洋大・松沼雅之(39勝、376奪三振)ら。最近では東洋大・大場翔太(33勝、410奪三振)が達成している。

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