谷繁、本塁打より効果的な“一ゴロ” 堂上剛のV打呼ぶ

[ 2011年9月18日 06:00 ]

<巨・中>7回1死二塁、谷繁は進塁打となる一ゴロを放つ

セ・リーグ 中日3-1巨人

(9月17日 東京D)
 野球には本塁打にも匹敵する進塁打がある。1試合2アーチを放った中日のベテラン、谷繁元信捕手(40)。その2発とともに、巨人に効果的なダメージを与えたのが7回の一ゴロだった。

 最も効果的な谷繁の一打は2本のアーチに挟まれた7回の打席だった。

 1―1で場面は1死二塁。前の打席では甘いフォークを3号ソロしていたが、狙いは外の直球を右方向へ。3球続いた外角直球を一ゴロにして走者を進めた。「ヒット狙いの結果」と言うが、進塁という最低限の仕事を頭に入れた一打。2死ながら走者三塁としたことで次打者の堂上剛は的が絞りやすくなった。暴投の危険がある、低めに落ちる変化球をケアする必要がなくなったからだ。

 巨人・西村は堂上剛への5球のうち低めは3球目の外角シュート(ボール)だけ。ストライクゾーンを高めに上げ、最も甘く来た5球目の内角直球を右中間二塁打とした。「試合に出る限り少しでも貢献したいから」。そんな思いがこもったベテランの進塁打が堂上剛の決勝打を呼び込んだ。

 9回にも価値ある4号ソロ。2年ぶりの1試合2発には「80試合近く(この日が77試合目)出てたら1試合くらい、こういうこともあるでしょ」と笑った。いぶし銀。こんな男が6番にいるから中日はしぶとい。首位・ヤクルトに半歩詰めより、3位・巨人に2・5ゲーム差をつけた。
 
 ▼中日・堂上剛(7回に右中間フェンス直撃の決勝二塁打)絶対に走者を還そうと思った。相手よりも勝ちたい気持ちが上回っていたと思う。

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