待望のマジック「17」点灯!松田、ダルから同点打

[ 2011年9月18日 06:00 ]

<ソ・日>9回1死二塁、同点三塁打を放ちベース上でガッツポーズの松田。右は小谷野

パ・リーグ ソフトバンク1―1日本ハム

(9月17日 ヤフーD)
 ソフトバンクに待望のマジック「17」が点灯した。17日、日本ハムとの直接対決で執念の引き分け。松田宣浩内野手(28)が1点を追う9回、ダルビッシュ有投手(25)から同点の右中間三塁打を放った。16日に右膝蓋(しつがい)骨骨折で松中信彦外野手(37)が離脱し、この日も小久保裕紀内野手(39)が首痛で出場選手登録を抹消。主力にアクシデントが相次ぐ中、5番に抜てきされた松田がチームを救った。

 打った瞬間に、もう叫んでいた。「いけえっ!」。1点を追う9回1死二塁。松田がダルビッシュの148キロツーシームに食らいつく。右中間への同点三塁打。「チームが負けずにマジックがついて良かった」。起死回生の一打で引き分けに持ち込み、ついに待望のマジック17が点灯した。

 難攻不落のエースを土壇場でつかまえた。ダルビッシュにはこの日も12三振。今季の対戦6試合全てで2桁三振を奪われている。松田も9回まで無安打1三振。4回には内角ツーシームをよけながら空振り、尻もちをついた。だからこそ燃えた。「必死に食らいついた。力負けせず前でさばいて打てた」。飛距離が出ない統一球に対し、ポイントを前にして打つ松田ならではの打撃。差し込まれることが少なく、約880グラムのバットを試合中に折ることがない。そしてツーシームを、右中間最深部まで運んだ。

 この日、主将の小久保が首痛で戦線離脱。松中に続く2日連続のアクシデントだ。そんな緊急事態で、松田は8月19日楽天戦(ヤフードーム)以来の5番に指名された。エース杉内も不在。守護神・馬原も復帰したばかり。満身創痍(そうい)のチームで、開幕からフルイニング出場を続ける背番号5。「小久保さん、松中さんが戻ってくるまでチームを引っ張りたい」。この日は恵理夫人と昨年10月に誕生した長男が観戦。チーム最多の72打点は、昨季の71を超え自己最多だ。秋山監督も「なかなかベストメンバーがそろわないけど、マッチ(松田)が元気で助かってる」と、その存在の大きさを口にした。

 「あとひと踏ん張り。わくわくしながら、一つずつ(マジックを)減らしていきたい」。さあ、連覇へのカウントダウン。松田の言葉は、誰よりも力強かった。

 ≪最短Vは28日≫ソフトバンクが2位日本ハムとの直接対決に引き分け、優勝へのマジックナンバー17を点灯させた。日本ハムが残り25試合に全勝すると、91勝48敗5分けの勝率・655。この場合、ソフトバンクは日本ハムとの残り5試合に全敗することになるが、他カード17試合に全勝すれば、89勝46敗9分けの勝率・659と日本ハムを上回れるため。なお、現日程での最短Vは28日。

 ▼ソフトバンク・内川(3三振で迎えた9回に先頭で左前打。同点の足掛かりつくる)それまで何もしてないですから。3打席目まで自分の中の引き出しから出してやったが、相手(ダルビッシュ)が上回った。

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