土壇場追いつかれた…ダル、援護なく5試合で1勝のみ

[ 2011年9月18日 06:00 ]

<ソ・日>9回1死二塁、松田に同点三塁打を浴びたダルビッシュはガックリ

パ・リーグ 日本ハム1―1ソフトバンク

(9月17日 ヤフーD)
 ロッカールームからバスへと向かう日本ハム・ダルビッシュの表情には、悔しさがにじみ出ていた。たった一球に泣いた。9回1死二塁、松田への失投が、自己最多となる17勝目も自力優勝も消し去った。

 「ツーシームが引っかかってしまった。バットを上からおろすと一番遠くに飛ぶところ。打たれた瞬間に外野を越えたのが分かった」

 内角を狙った一球は真ん中低めへ魅入られたように入った。痛恨の右中間同点三塁打。8回まで外野に飛んだ打球は4度だけとほぼ完璧な内容だっただけに悔やまれた。12三振を奪い、2桁奪三振は史上5人目の50度目に達した。大リーグ5球団のスカウトが視察する前で最速152キロの直球に鋭い変化球で9回6安打1失点。それでも白星は手にできず負けに等しい引き分けに終わった。

 この試合も含めてダルビッシュは登板したここ5試合でわずか5失点。だがチームもエースも1勝を挙げているだけだ。いずれも打線の援護がなかったが、エースは「シーズンは終わってない」と前を向いた。ソフトバンクとの直接対決はきょう18日を含めて5試合。うち2試合に先発予定のダルビッシュは、さらにその先にあるクライマックス・シリーズ(CS)での対戦も見据えている。

 梨田監督も「一戦一戦やっていくしかない。その結果が数字になる」と話した。残り25試合。最後まであきらめず追い続けることが、ソフトバンクへのプレッシャーとなっていく。

 ≪通算奪三振で野茂を抜く≫ダルビッシュが12奪三振。2桁奪三振は50度目(歴代5位)となり、今季の奪三振数も235とした。シーズン230奪三振以上は98年石井一(ヤ=241)以来。チームでは東映時代の70年金田留広(246)以来41年ぶりだ。また、通算でも1209奪三振とし、野茂英雄(近)の1204を抜いて歴代83位に浮上した。しかし、9回に同点打を浴び17勝目はならず。リードを奪った状況で最終回のマウンドに上がったのは自身36度目だったが、白星を逃したのは初めて。

 ▼日本ハム・鶴岡(ダルビッシュは)ブルペンから気持ちが入っていた。ピンチでも全然打たれる気がしなかった。ただ、松田のところは歩かせてもよかった。

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