小川監督ドローも反省 サイン徹底されず勝ち越し逃す

[ 2011年9月18日 06:00 ]

<ヤ・横>6回2死二塁、渡辺の三ゴロで三塁を狙った金城(右)をタッチアウトにする宮本

セ・リーグ ヤクルト2-2横浜

(9月17日 神宮)
 大型連勝を続けるための小休止、と思えばいい。9連勝中のヤクルトが9回2―2で今季15度目の引き分け。6投手の継投でしのいだ小川監督は「負けなかったことは良かった。チャンスで点が取れなかった後、よく抑えてくれた」とまずは投手陣をねぎらった。

 そのうえで指揮官が反省点として挙げたのが7回の攻撃だ。同点の1死一、三塁。打席の田中はセーフティーバントの構えで初球のボール球を見送り、2球目を一塁方向へプッシュバント。しかし、三塁走者の三輪は本塁突入をためらい、アウトカウントが増えただけで絶好の勝ち越し機を逃した。初球のセーフティーバントから、2球目でゴロゴー(ゴロなら走者スタート)に変わったサインの不徹底が要因とみられるが、小川監督は「いろいろあってそうなった。徹底できなかった自分が悪い。僕のミスです」と選手をかばった。

 15度の引き分けは両リーグ最多。うち12試合は先制後に追いついた粘り腰があるからこそ、チームは貯金17で首位を走っている。だが小川監督は「引き分けを挟むことでチームが変わることがある」と話す。昨年5月、交流戦9連敗を喫して高田前監督が辞任。小川監督が監督代行として引き継いだ、辞任翌日の同27日楽天戦(神宮)で引き分けて以来チームは急上昇したが「逆のことがあってはいけない。今回は油断というか隙というか。ほころびが出たのかも」と気を引き締めた。

 今季最多の10連勝は18日に持ち越しとなったが、負けなかったことは大きい。球団のシーズン15度の引き分けは78、81年以来3度目で78年はリーグ優勝を飾っている。優勝マジック点灯は最短で22日となったが、今は目の前の一戦に集中するだけ。小休止の後は再び走りだせばいい。

 ▼ヤクルト・田中 サインのことは言えないが、うまくいくと思ってやった。

 ▼ヤクルト・三輪 僕が行かないといけなかった。

 ≪球団最多16にあと1≫ヤクルトが84年ロッテ以来27年ぶりのシーズン15引き分け。引き分けの最多記録は82年中日の19だが、78、81年にマークした球団最多の16にあと1となった。15引き分け以上でVとなれば、いずれも前記の78年ヤクルトと中日以来になるがどうか。また、今季の引き分け試合を見ると先制したのは2試合だけ。この試合も含めて先制を許しながら追いついたのが12試合と、今季のヤクルトはしぶとさが光る。

 ≪最短M点灯22日≫ヤクルトが引き分け、中日が勝ったため、ヤクルトの優勝マジックの最短点灯は3日延びて22日となった。22日の直接対決の結果次第でM14かM15が点灯する。

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