松井残留なら…来年3月 日本で“イチマツ対決”実現

[ 2011年9月18日 06:00 ]

<アスレチックス・タイガース>7回、中飛に倒れる松井

 来年3月に日本でイチマツ対決が実現する――。大リーグ機構がアスレチックス―マリナーズの来季開幕戦を日本で開催することを検討していることが16日(日本時間17日)分かった。既に両球団と交渉を進めており、ア軍のビリー・ビーンGM(49)も開催を熱望した。マ軍のイチロー外野手(37)は来季が5年契約の最終年。一方の松井秀喜外野手(37)は今季終了後にFAとなるが、ア軍は再契約のオファーを検討しており、日本人頂上対決が実現する可能性は高い。

 ア軍のビーンGMはこの日、「来年、日本でできることを願っている」と、日本開催を前向きに検討していることを明かした。大リーグ機構は14日に来季の公式戦日程を発表。同カードは4月6日にア軍の地元オークランドで開幕戦を行うことになっているが、同GMは「まだ公式ではないはず。(日本で行う)可能性はある」と続けた。

 大リーグはこれまで00年、04年、08年と3度、日本で公式戦を行っている。大リーグ機構は既に両球団と交渉に入っており、3月下旬に東京ドームでの開催が有力だ。イチローが所属するマ軍はかねて日本での公式戦を熱望。03年には今回と同じア軍戦が実現しかけたが、緊迫したイラク情勢の悪化により中止となった経緯がある。イチローが在籍中に日本で公式戦を行うことは悲願でもあり、断る理由はない。

 一方のア軍も、レッドソックス・松坂の凱旋試合として注目を集めた08年に経験済み。決定には両軍の選手会の承認が必要となるが、ア軍の選手会長を務めるブレスローは「みんな前向きに考えると思う。自分は行ってみたい」と歓迎した。

 そこでクローズアップされるのが、1年契約で今季終了後にFAとなる松井の去就問題だ。前半戦は打率・209の不振で一時は戦力外の危機に直面したが、後半戦は打率・316、6本塁打、37打点と復調。ビーンGMも「後半戦は本来の姿を示した。活躍するなら前半戦より後半戦がいい。重視するのは後半戦の数字」と評価した。ア軍は27本塁打、92打点の4番ウィリンハムがFA移籍が濃厚で、来季も主軸として松井に再契約のオファーを出す可能性は高い。また日本開幕戦が決まれば、営業面でも欠かせない存在となる。

 松井にとってはヤンキース時代の04年以来、2度目の凱旋となり、イチローは初めて日本のファンの前でマリナーズの一員としてプレーすることになる。ア軍のデービッド・フォーストGM補佐は「松井はここ(ア軍)にいてイチローはシアトルにいる。可能性はある」と含みを持たせた。日本が誇る2大スターの競演が来年3月、日本で見られるかもしれない。

 ≪松井の04年日本開幕戦≫2戦連続で2番・左翼で先発。開幕戦は初回1死で右中間を破る二塁打。その後1点目のホームを踏み、この年の「メジャー初安打&初得点」をマークも敗戦。第2戦は3回に同点の右前打、5回に1号2ランを放つなど2安打3打点。チームも勝利し試合のMVPに輝き「(本塁打は)もう完璧。あのベース1周は最高に幸せでした」と話した。

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