ブルペンでぼろぼろだった東野「今季一番の出来」で8回無失点

[ 2011年9月18日 17:30 ]

8回無失点で7勝目を挙げた巨人・東野

セ・リーグ 巨人4―0中日

(9月18日 東京D)
 「強い気持ちでマウンドに上がった」という東野が8回無失点で今季7勝目を挙げた。

 9日の広島戦(東京ドーム)で1回3失点と2試合連続となる背信KO。中1日で登板した11日の広島戦(同)では6回2失点と試合は作ったが、本当の信頼を回復するには、この日の試合で結果を出すしかなかった。

 試合前のブルペンで軸のスライダーは1球もストライクが入らず、捕手の阿部には「きょうは諦めろ」と言われた。だが、試合では右打者への速いスライダーが冴えての勝利。「今季一番いい出来だった」と胸を張った東野。女房役の阿部も「人が変わったようだった。よく投げてくれた」好投を称え、川口投手コーチも「(ブルペンで)ぼろぼろだったからね。何が好転させたかは分からないな」。原監督も「キャリアでも一、二の出来。こういう試合で価値がある」と賛辞を惜しまなかった。

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