利府のエース加藤駿「野球ができて幸せだった」

[ 2011年7月27日 06:00 ]

<利府・古川工>7回途中、2失点で降板した利府先発・加藤駿

宮城大会決勝 利府1―3古川工

(7月26日 Kスタ宮城)
 利府は甲子園出場はかなわなかったが、エースの加藤駿は「こんな状況で野球ができて幸せだった」と感謝の言葉を述べた。

 仙台市宮城野区の自宅は海水が1階天井付近まで流れ込んだが、玄関のフックに引っ掛けていたグラブが入ったケースは奇跡的に残っていた。「あきらめていたのに…。形は崩れたけど、プレーに支障はない」と使い続けた。高校野球には別れを告げるが、震災をくぐり抜けたグラブを見つめ「限界まで使う」と言った。

続きを表示

2011年7月27日のニュース