野茂に並んだ4度目受賞!松井週間MVP御礼打

[ 2011年7月27日 06:00 ]

<アスレチックス・レイズ>5回、デーモンの打球をスライディングキャッチする松井

ア・リーグ アスレチックス7―5レイズ

(7月26日 オークランド)
 アスレチックスの松井秀喜外野手(37)が25日(日本時間26日)、自身6年ぶり4度目となるア・リーグ週間MVP(18~24日)を受賞した。同期間の出場5試合で打率・571(21打数12安打)、2本塁打、7打点の好成績に加え、20日(同21日)のタイガース戦での日米通算500本塁打達成も評価された。松井は同日のレイズ戦で、「MVP御礼打」とばかりに7回に逆転劇の口火となる中前打を放った。

 自らの安打が逆転の呼び水となり、試合後の松井は笑みが絶えなかった。前カード、敵地でのヤンキース3連戦の観客が平均約4万6000人に対し、この日の本拠地は1万1053人。モチベーションへの影響を問われても「全然影響ない。3万5000人くらい入っていた?そのくらい(声援が)聞こえたね。気のせいかな」と話した。

 7回1死で迎えた第4打席。低めに沈む変化球をバットをうまく遅らせて捉えた。「低かったけど、コースが甘かったのでついていけた。集中打の最初だったから良かった」。この一打を足場にチームは3点を奪って逆転に成功した。

 試合前にはうれしい知らせもあった。6年ぶりの週間MVP受賞。「いいバランスで打てている」と自身も分析するように、好調時の特徴の1つとして、踏み込む右足とテークバックのグリップでつくる対角線と軸となる左脚がぶれない。さらに難産の末に日米通算500本塁打を達成したことで、「自分の意識していない部分で、もしかしたら(記録への重圧が)あったのかもしれない」と、精神的な部分で重荷を下ろせた感覚があるのかもしれない。事実、500号以降は18打数9安打。この日の2回の右飛、8回の一ゴロもほぼ芯で捉えた打球だった。守備でも3回無死一塁で左翼フェンスを襲う飛球に一度は正面を向き、捕るそぶりを見せるトリックプレー。一塁走者の生還を防ぐのが目的で「俺の得意技」と口調も軽い。

 「今は自分のいい時の状態。先週と同じようなプレーができるように頑張る」。今週も暴れそうな予感が今の松井には漂っている。

 ≪日本選手と週間MVP≫日本選手の受賞は昨年9月のイチロー以来となったが、松井はヤンキース時代に3度の受賞歴があり、今回が4度目。日本選手では松井を含めて過去5人に受賞歴があり、4度は野茂英雄(ドジャースなど)と並び最多。以下、イチロー(マリナーズ、3度)、松坂(レッドソックス、1度)、佐々木(マリナーズ、1度)と続く。野手では松井が03年に受賞したのが初めてだった。

 ≪通算得点で張本氏に並ぶ≫松井は25日のレイズ戦の7回に1得点を挙げ、日米通算1523得点(日901、米622)。張本勲氏(元ロッテ、スポニチ本紙評論家)に並び、日本選手では歴代4位となった。また歴代2位のイチロー(マリナーズ)も同日のヤンキース戦の8回に1得点を記録し今季50得点目。日米通算1755得点(日658、米1097)とした。

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