日大三の2年生・斉藤「マジっすか?」の“ノーヒットノーラン”

[ 2011年7月27日 06:00 ]

<堀越・日大三>5回コールドの参考記録ながらノーヒットノーランを達成した日大三・斉藤

西東京大会準々決勝 日大三13―0堀越

(7月26日 神宮)
 昨秋から東京では15連勝中と圧倒的な強さを誇る日大三に、また新星が誕生した。背番号20の2年生・斉藤が5回参考記録ながらノーヒットノーランを達成した。

 「調子は良くなかったです。制球力が自慢なのに、四死球を出し過ぎてしまって。記録は試合が終わって初めて知ったので、思わずマジすか?と答えてしまいました」

 1メートル80、80キロの大型右腕だが、球威でねじ伏せるタイプではない。奪った三振はわずかに3個。この日は3四死球を出したが、それでも手元で伸びる直球で打者を詰まらせ15アウト中、10アウトを飛球で奪った。入学以来、右肩痛に悩まされてきたが6月の九州遠征で頭角を現し、ベンチ入りメンバーにギリギリ滑り込んだ。「去年はスタンドから応援していて悔しかった」。名前の「風多」には、平凡な世の中に風を起こしてほしいとの意味が込められているという。斉藤の存在は、まさにチームに新たな風を吹き込んでいる。

 打線も10安打で13得点と打ちまくり、初戦から5試合連続コールド勝ち。6月の練習試合では今春センバツ準決勝で敗れた九州国際大付(福岡)、センバツ優勝校の東海大相模(神奈川)を下すなど、その力は全国でもトップクラス。次戦は昨夏の準決勝で敗れた日大鶴ケ丘と対戦するが、小倉全由監督は「ウチが挑戦者のつもりで向かっていきたい」ときっぱり。2年ぶり14度目の出場に向け死角は見あたらない。

 ◆斉藤 風多(さいとう・ふうた)1994年(平6)9月23日、千葉健木更津市生まれの16歳。板橋区の若木ドラゴンズで野球を始める。高島三中ではボーイズの志村球友会に所属。3年夏には投手として関東選抜に選ばれた。日大三では今夏からベンチ入り。1メートル80、80キロ。右投げ右打ち。

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