森田まさのり氏「まんが道のおかげで漫画家になれた」 藤子不二雄Aさん「お別れの会」で感謝伝える

[ 2022年10月31日 17:00 ]

藤子不二雄Aさんのお別れの会に出席した漫画家の森田まさのり氏(撮影・岩田 浩史)
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 「怪物くん」「忍者ハットリくん」「まんが道」などの作品で知られ、今年4月7日に88歳で死去した日本を代表する漫画家の藤子不二雄A(ふじこ・ふじお・えー、本名安孫子素雄=あびこ・もとお)さんの「お別れの会」が31日、東京都内で行われた。親交のある漫画家や出版関係者ら約200人が訪れ、別れを惜しんだ。

 「ろくでなしBLUES」「ROOKIES」「べしゃり暮らし」の漫画家・森田まさのり氏は、藤子Aさんの代表作「まんが道」の大ファン。取材に「まんが道のおかげで漫画家になれた。“ありがとうございました”と、お礼を伝えてきました」と語った。

 「まんが道」は、藤子Aさんが、1996年に62歳で死去した藤子・F・不二雄さんとコンビを組んで漫画家を目指した自身の人生をモデルとする自伝的作品。森田氏は「僕もマネして友達と2人で描いていた。中学に入ると出版社に漫画原稿を持ち込んで見てもらったりしました」と振り返り、同作は漫画家を目指す“道しるべ”だったと明かした。

 漫画家として成功を収め、藤子A氏とは会う機会があったといい「銀座で一度お食事を一緒にさせていただきました」と楽しそうに振り返った。

 祭壇は胡蝶蘭やバラ、トルコキキョウなど1万本の花で彩られ、会場には「怪物くん」「忍者ハットリくん」「プロゴルファー猿」「ウルトラB」「ビリ犬」など代表作のアニメが流された。
 このほか漫画界や芸能界からちばてつや氏、つのだじろう氏、北見けんいち氏、永井豪氏、高橋留美子氏、荒木飛呂彦氏、手塚るみ子氏、林家木久扇、伊東四朗、武田鉄矢、石坂浩二、中川翔子、ビビる大木、王貞治氏らが出席した。

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