橋下徹氏 150人以上死亡の韓国雑踏事故に「事故が起きてからでは遅いのかも分かりませんけれども…」

[ 2022年10月31日 08:59 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が31日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。韓国の首都ソウルの繁華街・梨泰院の路地で29日夜、ハロウィーンを前に集まった多数の若者らが折り重なるように倒れ、150人以上が死亡した事故についてコメントした。

 死傷者の大半は10~20代だった。日本政府関係者によると、10代と20代の日本人女性2人の死亡が確認された。現場は幅約3メートル前後の狭い坂道で、下に向かって次々と転倒したという。消防は多くが圧死したとみている。

 橋下氏は「今回、本当に被害が大きい状況で、警備はどうなんだって普通にわれわれは思うんですけど、日本もいわゆるこういう雑踏警備というものが正式な警察の主要の業務になったのは2001年なんですよ。明石市の花火大会での悲惨な転倒事故だったんですけれども」と、01年に兵庫県明石市の花火大会で起こった11人が死亡、247人が負傷した歩道橋事故に触れ「それ以降、日本は警察がしっかり頑張って、各イベントにおいては本当に綿密な計画を立てて、一昨日の渋谷の映像を見て、こんなにきちんと規制が行われて、みんな従っているんだと思いました」と話した。その上で「でも日本も2001年まではなかなかそういうことが計画的にできていなかったので、僕は、韓国でこういう状況になるんだったら事前にもうちょっとなんとかできなかったのかなと。人が増えてきたら警察が出動するとか、なんとかできなかったのかなと思うんですけれども、こればっかりはすべては予測できるわけではないので。本当に事故が起きてからでは遅いのかも分かりませんけれども、以後、韓国ではしっかり雑踏警備に力を入れてもらいたいですね」と自身の思いを話した。

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2022年10月31日のニュース