伝説「トキワ荘」の仲間、つのだじろう氏「そのうちまた会うでしょう」 藤子不二雄Aさん「お別れの会」

[ 2022年10月31日 16:21 ]

<藤子不二雄A お別れの会>参列したつのだじろう(撮影・光山 貴大)
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 「怪物くん」「忍者ハットリくん」などの作品で知られ、今年4月7日に88歳で死去した日本を代表する漫画家の藤子不二雄A(ふじこ・ふじお・えー、本名安孫子素雄=あびこ・もとお)さんの「お別れの会」が31日、東京都内で行われた。親交のある漫画家や出版関係者ら約200人が訪れ、別れを惜しんだ。

 藤子Aさんらがレジェンド漫画家が住んだトキワ荘の“通い組”で知られる「恐怖新聞」などの漫画家つのだじろう氏(86)は「駆け出しの頃からずーっと、つるんでたからね。さみしい思いはある。“ごくろうさん”と声をかけた」と明かした。祭壇の遺影には「そのうちまた会うでしょう」と語ったという。「恐怖新聞」や「うしろの百太郎」などのオカルトの大家らしく「(藤子Aさんが)どこに行っちゃったかは、大体分かってるよ」とほほ笑んだ。

 祭壇は胡蝶蘭やバラ、トルコキキョウなど1万本の花で彩られ、会場には「怪物くん」「忍者ハットリくん」など代表作のアニメが流された。

 このほか漫画界や芸能界からちばてつや氏、北見けんいち氏、永井豪氏、高橋留美子氏、荒木飛呂彦氏、森田まさのり氏、手塚るみ子氏、芸能界からは伊東四朗、武田鉄矢、石坂浩二、中川翔子、ビビる大木、王貞治氏らが出席した。

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