山口真由氏 ハロウィーンは「自由の象徴」とし「参加する一人一人が秩序を」韓国の雑踏死亡事故に言及

[ 2022年10月31日 16:01 ]

山口真由氏
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 元財務省官僚、弁護士で信州大の山口真由特任教授が31日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演。韓国の首都ソウルの繁華街・梨泰院の路地で29日夜、ハロウィーンを前に集まった多数の若者ら150人以上が死亡した事故についてコメントした。

 死傷者の大半は10~20代で日本政府関係者によると、日本人女性2人の死亡も確認された。現場は幅約3メートル前後の狭い坂道で、下に向かって次々と転倒。消防は多くが圧死したとみている。

 山口氏は「例えば明石の事故の時は300から400キロの重さがドンッてかかったらしいんですね。今回も立ったまま圧死の方もいらっしゃるという話をお伺いして、こういう場合はあきらかに大きな通りの間のすごく狭い通りなので、構造的にそこはボトルネックになり得るところで、そこを例えば一方通行にするとか、例えば立ち入る人数を1平方メートル6人が原則らしいので、制限するとか、事前に準備ができなかったのか」と事前の安全対策に不備があったのではないかとした。

 そして「今回の人出は2019年と比較してそんなに多いわけじゃないということで、2019年に危ない状況があったということで予見可能性ですよね。予見して、それを計画に生かすことができなかったのか。責任が今後、問題になってくると思いますね」と語った。

 その上で「ハロウィーンっておそらく若者にとって自由の象徴なんですよね。仮想して本来の自分とは違う形で自分を解放するお祭り」とハロウィーンの文化自体を尊重しつつ「だからこそ、参加する一人一人が秩序を一定限度までちゃんと守らないと、どういうことが起きるのか自分ごととして考えないといけないと改めて自覚しました」と参加する側の意識も大切と認識を改めていた。

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2022年10月31日のニュース