韓国人准教授 雑踏死亡事故に「BTSの5万人ライブの時ですら…どうして今年は200人」警備体制に疑問

[ 2022年10月31日 16:29 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 一橋大のクォン・ヨンソク法学研究科准教授が31日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモート出演。韓国の首都ソウルの繁華街・梨泰院の路地で29日夜、ハロウィーンを前に集まった多数の若者ら150人以上が死亡した事故について言及した。

 死傷者の大半は10~20代で日本政府関係者によると、日本人女性2人の死亡も確認された。現場は幅約3メートル前後の狭い坂道で、下に向かって次々と転倒。消防は多くが圧死したとみている。

 クォン准教授は「どうも現地の報道では安全対策が不在だったということですし、ソウル市長は欧州に外遊中だった。消防(のトップ)も1週間前に政府から更迭されてる状況で空席だった」と指摘。「責任者、トップが不在のまま、きちんとした対策が講じられない中で、こういう惨事が起きましたので、遺族の方、ご本人含めてちゃんとした説明、再発防止対策をしないといけないですね」と述べた。

 そして「人数は以前の(ハロウィーンイベントの)方がもっと多いという話ですよね。以前は警備をちゃんとやっていたのに、どうして、今年は久しぶりに人々がノーマスクでもっと興奮状態になっているだろうと。また、海外からもたくさんいらっしゃると分かっていたにもかかわらず、以前よりもさらに安全対策を徹底すべきだったのが、以前ほどできなかった。全くといっていいほどできなかった」と批判した。

 「(今回は警備の人数が)200人て規模ですから。この前のBTSの5万人ぐらいのライブの時ですら警察が1300人いて、安全要員が2700人いたということですし、昨年のコロナの状況でもハロウィーンでも4600人の警察と公務員が現地にいたんですね」と過去の大規模イベントの警備例を挙げ、「それが、どうして今年は200人だけでできるのか」と手薄な警備体制に疑問を投げかけた。

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2022年10月31日のニュース