横田慎太郎さん死去 阪神OB、高校先輩ら早すぎるよ…悲痛の言葉 伊藤隼太氏「ショックが大きすぎる」

[ 2023年7月18日 23:55 ]

2017年1月の自主トレで伊藤隼太(右)と後片付けをする横田慎太郎さん
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 阪神で14年から6年間プレーし19年に現役引退した横田慎太郎(よこた・しんたろう)さんが18日、死去した。28歳。鹿児島県出身。現役引退の原因にもなった脳腫瘍が昨年に再々発。治療を終えて今春から療養に入っていた。

 悲報を受け、阪神OBで6年間ともに過ごした伊藤隼太氏は自身のツイッターを更新。「今知りました。ショックが大きすぎる。なんで横なんだよ、、」と大きな悲しみの思いをつづった。

 また、2014、15年の2年間を阪神でともにプレーした田上健一氏は「本当に横田との写真や動画が1番多いだけに今見てさらに辛くなってしまった… 本当に可愛い可愛い後輩でした」と横田さんとの思い出を振り返り、惜別の思いを記した。

 鹿児島実業野球部の先輩で、プロ野球選手からボートレーサーに転向した野田昇吾も自身のツイッターで横田さんの早すぎる死を悼んだ。「慎太郎よく頑張った…」と、闘病生活の末に力尽きた後輩の人生最後の激闘を称え、別投稿で「すいません。本当にやるせない気持ちですが、温かく慎太郎の事を見送ってあげてください」と、ファンに呼びかけていた。

 2017年に脳腫瘍の診断を受けてから6年。脊髄への転移とも闘い続けた横田さんの、28歳というあまりにも早すぎる死に、ドラフト同期の梅野や平田勝男ヘッドコーチと田中秀太2軍内野守備走塁コーチも球団を通じて追悼のコメントを発表している。

 横田さんは13年ドラフト2位で鹿児島実から入団。走攻守三拍子そろった大型外野手として期待され、3年目の16年には「2番・中堅」で中日との開幕スタメンに名を連ねた。だが、さらなる飛躍を期した17年2月に頭痛の症状などを訴えて脳腫瘍が判明。懸命のリハビリを続けたが、視力低下という厳しい後遺症に苦しみ19年9月に現役引退を決断した。引退試合となった同26日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦では「中堅」として途中出場。“奇跡のバックホーム”でラストプレーを飾り、感動を呼んだ。近年は自身の経験を伝える講演活動などで活躍していた。父・真之(まさし)氏はロッテ、中日、西武に在籍した俊足巧打の外野手。

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