瀬田工・平田 夢の続きはプロで 5球団スカウトの前で1安打1打点 オリのスカウトは「センスある」

[ 2023年7月18日 04:00 ]

第105回全国高校野球選手権滋賀大会2回戦   瀬田工2―3彦根総合 ( 2023年7月17日    マイネット皇子山 )

瀬田工・平田
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 プロ注目の瀬田工・平田大樹(3年)は打席で崩れ落ちた。「4番・中堅」で出場して4打数1安打1打点。9回は空振り三振で最後の打者になった。

 「悔いが残らないように思い切って振ったが、(三振で)全身の力が抜けてしまった」

 昨秋のコロナ感染から長く後遺症に悩まされた。70キロあった体重が一時61キロまで減少。頭痛で1カ月以上も練習できない時期があっても、5球団のスカウトに能力は伝わった。

 4回1死二塁で左翼線へ適時二塁打。なお1死一、三塁からのセーフティースクイズでは三塁走者として捕手のタッチをかいくぐって生還し、判断力と走力を示した。14日の1回戦では高校通算21号を放ち、長打力も特長。オリックス・早川大輔チーフスカウトは「三拍子そろった選手で、バッティングセンスがある」と評価した。

 最速141キロ右腕の吉田翔湧(とわ)とともにプロ志望届を提出する考えで秋の指名を信じて練習を続けていく。(石丸 泰士)

 ◇平田 大樹(ひらた・だいじゅ)2005年(平17)8月25日生まれ、滋賀県大津市出身の17歳。瀬田小3年から瀬田スポーツ少年団で野球を始め、高穂中では湖南ボーイズでプレー。瀬田工では1年秋からレギュラー。50メートル走5秒9、遠投100メートル。高校通算21本塁打。1メートル81、70キロ。右投げ左打ち。

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