市船橋 0―9から執念大逆転 5回コールド負け危機から昨夏王者の意地

[ 2023年7月18日 04:30 ]

第105回全国高校野球選手権千葉大会4回戦   市船橋10―9流通経大柏 ( 2023年7月17日    ゼットエー )

 3回を終え0―9。10点差での5回コールド負けも見えた絶体絶命から、昨夏王者・市船橋がよみがえった。

 チャンステーマ「市船ソウル」に乗せて4回に4連打を含む6安打などで5点、7回には3点を返し、8回についに追いついた。

 9回先頭の田中淳弥(3年)が決勝の右越えソロ。「ドンピシャで捉えられた。気持ちが高ぶりました」と15安打10得点の逆転勝利に感情を爆発させた。諦めた選手は一人もいなかった。練習試合では0―10から追い付いた経験もあり田中は「1点ずつ返せば必ず勝てると思っていた」と胸を張った。

 OBでもある海上雄大監督は選手時代、97年夏の甲子園1回戦で文徳(熊本)相手に1―9から逆転勝ち(17―10)。「諦めムードはなく選手は落ち着いていた」と激闘を振り返った。

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