エ軍ネビン監督 大谷35号「すごかった」 珍しい歓喜のバットフリップ「彼は勝ちたいと思っている」

[ 2023年7月18日 16:42 ]

ア・リーグ   エンゼルス4ー3ヤンキース ( 2023年7月17日    アナハイム )

試合前の囲み取材に応じるネビン監督(撮影・柳原 直之)
Photo By スポニチ

 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が17日(日本時間18日)の本拠地でのヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。7回に3試合連続となる35号同点2ランを放つなど、サイクル安打にあと三塁打と迫る4打数3安打2打点をマークした。チームは延長10回、代打のステファニクがサヨナラ打。4-3でヤンキースを下した。

 試合後、ネビン監督は大谷が35号を放って感情をあらわにしたことに「今までフィールドで見た中で最も感情が溢れていた。すごかった。信じられないようなディテールだった。スーパースターはいつでもそうだ。ああいう瞬間にステップアップしていく。彼が我々にとって、リーグに全体にとって、世界中の野球界にとってどういう存在であるかがよくわかる。我々のクラブハウスに何をもたらすかを理解しなければならない。無駄にならなくてよかった。ハードなスイングだった」と称賛。

 第5打席で空振り三振を喫した後、背中を気にする仕草をしていたことについては「彼はスイングが速い。大丈夫だ」と問題なしを強調した。

 大谷が同点2ランを放った際にバットを放り投げて喜んだことに「彼はたまにバットフリップするね。つまりそれは単なる側面だ。我々は毎日彼の違った側面や内面を見る。テレビでは彼の性格やすべてを知ることはできない。彼がやることはすべて勝つため、世界最高の選手になるために計算されている」と述べ、「この2週間、彼にとってはフラストレーションが溜まるばかりだった。それが現れている。彼は勝ちたいと思っている」と気持ちの表れだったと代弁。

 「我々には二人のスーパースターがいる。二人とも同じ気持ちなんだ。マイク(・トラウト)が戻ってくれば我々が望んでいたことの全てが目の前に揃うことになる。そして彼(翔平)はその大きな部分を担っている」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月18日のニュース