都市対抗でピッチクロックを巡り混乱

[ 2023年7月18日 12:22 ]

 都市対抗野球第5日の第1試合、日本製鉄鹿島(鹿嶋市)―ヤマハ(浜松市)戦でピッチクロックを巡って一時騒然となった。

 5回裏、ヤマハの攻撃で同点に追いつきなお2死一、二塁の好機。打者・吉田は3―2のフルカウントからの6球目を右前に勝ち越し適時打を放った。ところがこの投球の際、マウンドの山口が走者がいるときの20秒を超えていたため「警告」を受けていた。警告=ボールデッドとなっており審判団から「やり直し」を宣告された。これにはヤマハスタンドからもルールが分からずブーイングが沸き起こり、室田信正監督も審判に抗議したが「ルールですから」といわれ引き下がった。
 走者を置いて投球が20秒を超えると1回目は警告、2度目から自動的にボールと判定されるピッチクロックのルール。審判の警告が分かりにくかったため混乱を招いた。その後、吉田は四球を選び満塁とし、次打者の矢幡が走者一掃の三塁打を放って3点を追加したためヤマハスタンドも怒りから大歓声に変わった。

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