元阪神・横田さん死去 金本知憲氏「常に全力プレーで、常にがむしゃらだった」「本当に残念」

[ 2023年7月19日 02:00 ]

16年2月、宜野座キャンプで横田さん(左)を指導する金本監督(当時)

 阪神で14年から6年間プレーし19年に現役引退した横田慎太郎(よこた・しんたろう)さんが18日、死去した。28歳。鹿児島県出身。現役引退の原因にもなった脳腫瘍が昨年に再々発。治療を終えて今春から療養に入っていた。

 横田さんの現役時代に監督を務めた本紙評論家・金本知憲氏は突然の訃報に言葉を詰まらせた。「残念で仕方ないです…。言葉がない」。阪神監督就任1年目の16年に当時、高卒3年目の横田を初めて春季1軍キャンプに招集。高い身体能力と、ひたむきな姿勢にほれ込んだ。

 「とにかく常に全力プレーで、常にがむしゃらだった。そんな選手だった。常に、あんな姿を見せてくれる選手にレギュラーを獲ってほしかった。本当に残念で仕方ないです」

 現役時代を回想し、無念の涙をのんだ。16年の開幕戦となった3月25日の中日戦(京セラドーム)では「2番・中堅」としてプロ初出場初スタメンを果たした。2戦連続でスタメンに抜てきされた翌26日の同戦ではプロ初安打を含むマルチ安打で起用に応えた。闘病生活を余儀なくされると、金本氏は監督としての激務の合間を縫って何度もお見舞いに訪れていた。最近の病状も把握しており、心配していた矢先の訃報にショックを隠しきれない様子だった。

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