須恵・今東エースの意地で初16強 9回ピンチで「後悔がないように全力でぶつかっていこうと」

[ 2023年7月18日 04:00 ]

第105回全国高校野球選手権福岡大会4回戦   須恵7―6福岡 ( 2023年7月17日    久留米 )

<福岡・須恵>今東(手前)は捕手と抱き合って喜ぶ
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 絶体絶命の場面で須恵の背番号1、今東透也(3年)がエースの意地を見せてチームは初の16強入りを果たした。

 最大5点のリードがあったが、8回に1点差まで詰め寄られた9回に2番手で登板。先頭を抑えてから3連続四球で1死満塁と同点、逆転サヨナラ負けのピンチ。相手の3番打者に「後悔がないように全力でぶつかっていこうと思いました」と直球で二塁への併殺に打ち取り、捕手の中霜虎太朗(2年)と力強く抱き合って喜んだ。

 15年を最後に初戦敗退が続いていたが、4月から就任した時枝祐也監督は「最後まで走りなさい」と全力疾走、全力プレーを練習から植え付けてきた成果が出ている。「やるたびに強くなっていると感じる」と指揮官は目を細めていた。

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