春に履正社撃破の大商大高 先発・山田が公式戦初完封で初戦突破

[ 2023年7月18日 15:19 ]

第105回全国高校野球選手権大阪大会・2回戦   大商大高3―0堺西 ( 2023年7月18日    南港中央 )

堺西戦に先発し、公式戦初完封を飾った大商大高・山田
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 今春大阪大会4回戦で選抜出場校の履正社を破った大商大高が、今夏初戦となる2回戦で堺西を破り、3回戦に駒を進めた。背番号11を背負った先発・山田唯斗(3年)が、公式戦では自身初となる完封を飾った。

 1メートル70と小柄ながら最速135キロを誇る右腕は「真っすぐで詰まらせることができたのが良かった」と振り返ったように、最も自信を持つ直球にスライダー、カーブを交え、計7安打を浴びながら要所を締めた。5、6回にはいずれも無死一塁の走者をけん制で刺し、自らを助けた。最後までマウンドを守り切り、スコアボードに9個の「0」を並べた。

 打線は6回に均衡を破った。1死一、三塁から相手投手の暴投で二、三塁と好機を拡大すると、6番・木吉仙一(2年)のスクイズが相手守備のミスを誘い、一挙2点を先制。8回1死三塁から7番・久保昌稔(3年)の左翼への犠牲フライで追加点を奪い、試合を優位に進めた。

 過去最高成績は城東商時代の1939年のベスト4。現校名となった92年以降では98、04、11年に8強まで勝ち上がったが、いずれも上宮、北陽(現関大北陽)、大阪桐蔭といった強豪の前に屈してきた。高橋克典監督は「堺西さんという素晴らしいチームとさせていただき、本当にいい試合ができました」と振り返った。

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