イングランドがW杯決勝の雪辱!土壇場の逆転PGで南アに1点差勝利

[ 2021年11月21日 02:19 ]

ラグビー・オータムネーションズシリーズ   イングランド 27―26南アフリカ ( 2021年11月20日 )

 2019年W杯日本大会決勝の再現となった南北対決は、世界ランキング3位のイングランドが同1位のW杯王者・南アフリカを破り、12―32で敗れて優勝を逃した2年前の雪辱を果たした。本拠地トゥイッケナムでは16、18年に続く3連勝で、通算対戦成績を16勝26敗2分けとした。

 イングランドは13日のオーストラリア戦で足首を負傷したCTBファレル主将が10~12週間の離脱。ファレルの代わりに12番を付けたCTBトゥイランギが前半7分に先制トライを決めた(7―0)ものの、このプレーで負傷し、2人しか入れていないバックスのリザーブからマリンズを投入する事態となった。それでも7―3で迎えた前半18分にFBスチュワードのトライで14―3とリードを広げ、14―6の同24分にはSOスミスがPGを決めて17―6と11点差をつけた。

 南アは前半26分、30分とSOポラードのPGで17―12と5点差に詰め寄ってハーフタイムに突入。後半14分にはポラードが5本目のPGを決めて17―15の1点差とし、同23分には交代出場のSOエルトン・ヤンチースがPGを成功させて、ついに18―17と逆転した。イングランドは後半24分、ラインアウトからの攻撃でWTBマーチャントが裏へ抜け、サポートした交代出場のSHカークがポスト下へ飛び込んで24―18と再逆転。南アも相手プロップ、スチュワートのシンビンで数的優位となった同28分、ラインアウトモールから展開し、WTBマピンピが左隅へトライ。さらに32分、途中出場のFBステインがPGを決めて26―24と再びリードを奪った。

 それでもイングランドは後半36分、南アのフランカー、コリシ主将が危険なプレーでシンビンとなったのを機に反撃。同40分、敵陣で得た反則からスミスがPGを沈めて3度目のリードを奪い、逃げ切って激闘にケリをつけた。

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2021年11月20日のニュース